台湾

福原愛さんの報道から考える台湾人と結婚するということ

こんにちは。kotoです。

福原愛さんのニュースが話題になっていましたね。

台湾人の夫と結婚しているものとしては気になってしまうニュースです。

初めて聞いたときは、愛ちゃん絶対辛いこととかあったよね、気持ちわかるよ〜なんて思っていました。

(もちろん不倫は反対です。)

福原愛さんの騒動から見たこの問題をちょっと考えていきましょう。

 

モラハラはあったのか・・・

愛ちゃんは夫の江宏傑さんから下記のようなことを言われたとニュースになっていました。

・つわりで吐くと「赤ちゃんに栄養がいかない」と言われた

・歯医者の帰りに口を開ける姿が売女と罵られた

本当だとしたらきつい言葉ですね。妊娠の辛さってなかなか男性には理解されなくて悲しくなることがあります。

私が、「妊婦の時は大変だったなー」と夫に話すと、
夫「俺の方が大変だったよ!!kotoが大丈夫か常に気を張り巡らせていたからね!」と何度も言われたことがあります。

気持ちは分かるんだけどそこはさ、「俺の方が!」とか比べて欲しくないし言って欲しくないし・・・。
ま、最後はそういう時は 私「そう、じゃ次は出産変わってね!」と言って笑い合います。

 

このようなモラハラ発言に対し、江さんの知り合いが「江さんは清掃員のおばさんにもとっても優しい人です。モラハラなんてそんなことする人じゃない」と言っているとか。

本当にそうでしょうか。夫婦のことって絶対に夫婦にしか分からないと思うんですよね。

うちの夫も結構キツイこと言いますよ。

夫の友達も私の友達もそんなことは知らないし、もしそんなことを知ったら「○○(夫)はそんな人じゃない!」って絶対言うでしょう。

モラハラが有ったのか無かったのかは分かりませんが、外ではどんなに良い人だからって絶対に無いということは無いと言いたいです。

 

情熱的な台湾人

台湾の人って束縛・情熱的な人が多い気もします。

恋人と付き合っている時はLINEメールはリアルタイムで進行するのも当たり前です。「おはよう」「今これ食べてる」「今出かける」などなど。
恋人の仕事帰りにバイクでお迎え行くとかも当たり前だし、歯医者や美容院に一緒に行っても不思議ではありません。

 

情熱的のせいか外でカップルが喧嘩している場面にしょっちゅう出くわします。

昨日も公園で夫婦が喧嘩していました。

深夜に外で怒鳴り声が聞こえることもよくあります。

日本人夫婦だって喧嘩をするとは思いますが、外で喧嘩を見たことなんてそう無かったと思います。

 

結婚したらその束縛が緩くなるのかきつくなるのかは人それぞれ。

 

 

結婚前はとっても優しい・・・結婚後は?

台湾人って本当に面子を気にします。外面がいいんですよ。笑

結婚前はそれはそれは優しくしてくれるし、尽くしてくれるし、俺はあれも持ってるしこれも持ってるよ〜って。

結婚してだいぶ慣れるとどうでしょう。基本は優しいですが、短気だし、キツイことも言います。

あ、うちの夫のことです。笑

ましてや愛ちゃんなんて小さいときから皆んなに可愛がられていたから、江さんの結婚前と結婚後の態度が違かったりしたら「あれっ?これが結婚?全然優しくされないんだけど・・・?」って途中で思っちゃったりしたことがありそうな・・・。

愛ちゃんが以前出した本にも、実は結婚生活はみんなの思っているような甘いものでは無いと書かれていたようですね。

 

金を産む鳥=褒め言葉!?

義母に「あなたは金を産む鳥」と言われたそうですね。

中国語では「金雞母」といいます。

これは台湾では褒め言葉なのに中華文化には慣れているはずの愛ちゃんがそれを嫌味と受け取るなんて!なんて言う世間の声も結構ありました。

どのニュースみても褒め言葉褒め言葉。

本当にそうなんでしょうか。

台湾人夫に聞いてみました。

夫「もちろん褒め言葉ではあるんだけど使う状況によるよね〜、義母から言われたら嫌味に聞こえることもあるんじゃないかな」

どんなに褒め言葉でも使い方によりますよね。。

一度言われただけならまだしも、何度も言われていたかもしれませんよ。

この結婚は家族ぐるみのお金目当てなの?愛は無かったの?とか思っちゃいそう。

 

家族を大事にする中華文化

台湾は本当に家族との繋がりが強いです。

成人していても、結婚して子供がいても父母と同居する人も多いし(兄弟家族が同居なんてこともざらにあります)、別居していても一週間に一度や毎日両親に会いに行く人もいるし。

共働きが夫婦が多いので子供の面倒は祖父祖母が見て、子供の父母は働くということが当たり前です。

核家族化が進んだ日本人にとっては少し驚きです。

私は毎日は無理ですが、多いときは週一、少なくても月一で義理実家にお邪魔しています。

年長者のことは敬うのは当たり前。年長者の意見は絶対という家庭も多いです。

それにマザコンと言われる人も多い。

家族に困ったことがあればチームワークで解決しようとするんです。

そう、チームワーク!その繋がりが強くて、そういったことがきつい人にはきついかも。

ただ私はこの文化は嫌いでは無いというか、逆に好きです。

私の日本の家族は家族を大事にしない(してるんでしょうけどそれを外に表さない)個人プレー多めの家庭でしたので家族との繋がりが強い台湾を見ていると昔の日本を見ているようで、良い文化でもあるんじゃないかと思います。

 

 

その家にはその家のルールがある

中国に住んでいた愛ちゃんなら、当然中華系の人たちが家族を大事にすることを知っていたでしょう。

側から見たらよく見えるんですよ。

ただ実際によそから来たものがその家族に入ったらどうでしょうか。

外からでは見えなかったものも見えてきます。

例えばのルールの話しですが、子供のお給料などを全て管理する親もいたりします。

それが20歳過ぎた子供でも(30,40,50歳の子供でも)、働いて何年経っていても結婚していても、子供の収入は全て親が管理することのざらにあります。

つまり自分の旦那さんのお給料は自分(妻)ではなく義理父母が管理しているということです。

百歩譲って同居しているなら、親がお給料を管理するのもありだとしましょう。

別居していても管理する親もいます。嫁の収入も管理する人もいるとか。

台湾って拝金主義なのでお金の考え方がそもそも違うんです。

 

テレビで見た話ですが義理父母と別居はしているものの、自分の家の合鍵は義理家族が持っていて毎日義理母が勝手に入ってきて家をチェックしているという。

それはきつい!!

別の番組では義理母は嫁のパンツの色まで把握しているという話も有ったような。

それは旦那さんから義理家族に注意してあげてくださいよ、と思いますが

親孝行しなさいという教育もすごいですから、子供は親に反抗することができないらしいです。いつまでもいい子供でいたいらしい。

そういった家庭内のルールって結婚前には見えにくい・・・

ましてや愛ちゃんなんてとても収入があったでしょうし、夫婦二人のCMなんかもあったし。お金の管理とか難しそう。

 

結婚前の違和感は大事・・・

愛ちゃんのツイッターは以前から拝見させていただいてましたが、子供のこととか、離乳食のこととかツイートしていて、細かな部分までこだわりをもっていて愛ちゃんなりに頑張っていたように思いました。

騒動の前に、「今後は拠点は日本へ移し、子供は日本の幼稚園へ行かせたい」とテレビ番組で言っていたので、先に一人で日本へ一時帰国し、基盤を整えてから子供と実母を迎えに行く予定だったはず。
コロナの影響もあり、どちらの国でも隔離がありますし、小さい子供たちと障害のあるお母さんを連れて何度も行き来するのは難しいでしょう。

2021年4月後半現在は江さんが裁判所に離婚を請求したそうですね。

台湾ではこれはCMなどの違約金が数億あるので江さんが離婚をするしかなかったような感じで報道されています。

 

結婚てただでさえ難しいのに、国際結婚で文化が違う。愛ちゃんのところは小姑もいる・・・。

そんな環境の中、モラハラや義理家族の問題があったときに夫が義理家族側の味方をしたら・・・つらいですよね。

 

もし今国際結婚で悩まれている(というか国際結婚でなくても日本人同士の結婚でも)という方がいたらお伝えしたいのは・・・

「結婚前に感じた違和感は結婚後に問題となって現れます。」

私もあります。やはり結婚前に感じた「あれ?」と思う部分が結婚して数年経つ今でも心の中で消化出来ず定期的に現れて嫌な気持ちになるということが。もうこれはどうにも消化出来ないことで私が我慢するしかないのです。我慢で終われば良いですが、この件について夫と定期的に喧嘩をしてしまい、状況によっては離婚なんていうことにもなりかねない問題なのです。

早く結婚したい気持ち、焦る気持ちは分かります。後悔しないように結婚前に彼・彼女がどのような人なのか、家族とどのように接しているのかじっくりと観察し時には立ち止まり考えてみてほしいと思います。